ピアノ雑談

【ピアノ教室】ちょっと小話! 〜ピアノ初心者にもオススメの楽譜の選び方 その①〜

こんにちは!

東京都内を中心に、関東近郊に20か所ほどある完全個人レッスンのピアノ教室、エルピアノスクールのブログです。

今回は、「【ピアノ教室】ちょっと小話! 〜ピアノ初心者にもオススメの楽譜の選び方 その①〜」ということで、ピアノ初心者の方にも分かりやすい楽譜の選び方・探し方について少しご紹介させていただきたいと思います!

この曲が弾きたい!と思っても、楽譜を見たら難しくて挫折。
自分のレベルではどの曲も弾けないのでは、、、。
そもそも楽譜が読めない、、、!

と諦めていませんか?

1曲に対する楽譜は1種類だけではなく、様々な種類のものが販売されていることも多いです!
できるだけレベルに合った楽譜を選べることで、ピアノの練習効率もグッと上がるはず、、、

ということで、本日もいってみましょう!

〜【ピアノ教室】ちょっと小話! 〜ピアノ初心者にもオススメの楽譜の選び方 その①〜〜

〜楽譜のレベルについて〜

先程の「様々な種類の楽譜」とは、グレード(演奏レベル)に合わせたものという意味で、それぞれの弾けるレベルに合わせた楽譜が発売されています。

例えば沢山売られているものでいうと、J-popのピアノ譜は同じ曲でも様々な出版会社が色々なレベル別の楽譜を発売しています。
レベル別とは、おおまかにですが入門編、初心者用、初中級用、中級、上級と書かれた難易度別、レベル別で発売されていることが多いです。

そのレベルの基準値は様々ですが、、、大体のものは教本のレベルで分けられています。

(※バイエルが弾ける人はこのくらいのレベル、
※ブルグミュラーが弾ける人はこのくらいのレベル、
といった具合に分けられていることが多いです)

ちなみに、ご存知の方も多いかと思いますが、バイエル、ブルグミュラーとはとても有名なピアノ教本(教則本)の事で、ピアノを習い始める時に指の練習や様々なタイプの曲を弾く練習として、ピアノの基本の技法を学ぶために使われるものです。

その基準によって、曲がアレンジされて発売されています。
分かりやすく言うと、例えばピアノを始めたての初心者の方向けの楽譜では細かい音符はあまり使わない、などのルールのもとで楽譜が制作されています。

ですので、どの曲でも自分に合ったレベルのものを手に入れる事が出来れば、比較的練習しやすい環境を作ることができます!

〜楽譜の探し方〜

はい、ここからは「ピアノを始めたばかり〜始めて1年ほどの初心者の方」向けの楽譜の探し方とオススメをご紹介させていただければと思います!

・①音符に音名(ドレミ)が書いてある楽譜

まだ音符がスラスラと読めない方は、線を数えてドレミを読んで音符の上にドレミを書いて、、、とそれだけで苦労してしまうかもしれません。
早くピアノを弾きたいのに、もうしんどい、、、なんて事も(汗)

もちろん、ゆくゆくは音符をスラスラと読めるようにしていきたいですが、まず初めに取り組むものは音名が書いてあっても問題ないと思います!

音名が振ってあると自分で読めなくなるからダメだ、とおっしゃる指導者の方もいらっしゃいますが、趣味で習っていて、とにかくピアノを弾いてみたい!という方は、楽譜が読める事よりもまずは弾いてみる事が目的ですよね?

目的に合った方法を選ぶことは間違いではないと思いますので、初めは音名付きのものを使ってみるのも良いかもしれません!

ただ、それに慣れすぎて自分で一切読もうとしなくなると、それは大きく上達や、より良い理解の妨げになりますので、「あくまでも最初は、、、」と言うことはご注意ください(^^;

・②音符が細かくない、大きな見た目の楽譜を選ぶ

音符がたくさん書いてあって、真っ黒な楽譜!は弾きごたえがありますが、ある程度の期間ピアノを弾いてきた方向けの場合が多いです。

初めのうちは、白玉の音符(全音符や二分音符)や四分音符のものが多い楽譜を選ぶと弾きやすいと思います!

さらに、音符の大きさも大きめのものを選ぶと良いかもしれません。
中級〜上級のクラシックの楽譜などを例にすると分かりやすいですが、音符が小さくページ内の段数も多い楽譜が多いと思います。

ピアノを初めて最初の頃はそのような楽譜ではなく、1ページに五線が4段くらいで、1行に4小節くらいのものが見やすくて弾きやすいのではないでしょうか。

例えばこちら(↓)のサンプル楽譜くらいの大きさと、音符の細かさがオススメだと思います。

〜ピアノソロ-どんどん弾ける!ピアノで奏でたい定番20-ドレミ振り仮名付き&ハ調でやさしい! (ピアノ・ソロ/入門)〜

・③ 「#(シャープ)」や「♭(フラット)」が少ない、あるいは無いものを選ぶ

最近流行りのJ-popは、なんだか曲調が難解でカッコいいものが多いと思いませんか?

それは、シャープやフラットが多い、「調(キー)」で作られているから、という理由で難しそうに聞こえる事が多いんです。(もちろん必ずではありませんが)

シャープやフラットとは、簡単に説明するとピアノの黒い鍵盤(=黒鍵)の事です。
シャープ、フラットが何個付くのかによって調性が決められており、「シャープやフラットが多い=難しい曲」というわけではないのですが、多ければ多いほど初めは弾きにくいと思います。

カラオケでも原キーより「+1」、「−1」など、ご自分が歌いやすいキーに設定される方も多いと思いますが、それと同じです!

弾きやすい調(キー)に変更された楽譜がたくさんありますので、初めのうちはシャープやフラットのない楽譜を選んで見ると良いかもしれません。(原曲とキーが違う場合は、響きに少し違和感(原曲と違う感じ)があるかもしれませんが)

「ハ長調で弾くピアノ」、といった楽譜もたくさん発売されていますので、もしよろしければご参考になさってください!

(※ハ長調とは、シャープフラットの付かない、白鍵のみで弾ける調(キー)のことです(臨時記号で付く場合はアリ)。調の説明についてはこちら(↓)で少しだけご紹介しています。)

〜【ピアノ教室】ちょっと小話! 〜調性(キー)のイメージ ハ長調、イ短調、ヘ長調、ニ短調〜

・④実際に手に取って楽譜を見てみる

最近では、楽譜はネット販売が主流でポチッと購入する方も多いと思います。

ネットは手軽でとても良いのですが、中身がちゃんと見られない事も多いです。
どんなアレンジがされた楽譜なのか、参考演奏がついているサイトもありますが、参考演奏を見て自分が弾けるレベルのものなのか判断するのはピアノ初心者の頃は少し難しいかもしれません。

ネットで購入する際は中身がある程度確認できるもの、中身とその演奏が見られるものなどを参考に購入するのが良いと思います。

それが無い場合、「ピアノ初心者向け!」などと書かれていても、どの程度のレベルをピアノ初心者としているか楽譜によって規定が異なったりするので注意が必要です。(それで失敗してしまったことも、私は多々あります(汗))

他にはネット以外では、楽譜の販売場所は、「本屋さん、CDショップ、楽器屋さん」などがありますので、そういったところで実際に手に取って確認してみるのが、より確実だと思います。

商業施設に入っている「〇〇楽器」などの楽器を売っているところが、いわゆる楽器屋さん。
(島村楽器さん、山野楽器さん、ヤマハさんなど)

書店でも楽譜コーナーが設けられている場所があります。
(紀伊国屋書店さん、くまざわ書店さん、TSUTAYAさんなど)

楽器店だと実際に店員さんに相談することもできたりすると思いますので質問してみたり、もちろんレッスンでもお気軽に何でもご相談ください!

はい、ということでいかがでしたでしょうか?

今回は、ピアノ初心者の方向けの楽譜の選び方についてご紹介させていただきました。

次回は、オススメの楽譜サイトや楽譜の探し方などを更にご紹介させていただきたいと思いますので、次回のブログ記事もご参考になれば嬉しいです!

それでは本日もお読みいただき、ありがとうございました!



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