こんにちは!
東京都内を中心に、関東近郊に20か所ほどある完全個人レッスンのピアノ教室、エルピアノスクールのブログです。
それでは今回もピアノの名曲を巡る旅、、、ピアノ名曲探索のコーナー行ってみましょう!
今回ご紹介するピアノの名曲は、、、、
ラフマニノフピアノ協奏曲第2番第1楽章です!!
〜ラフマニノフピアノ協奏曲第2番第1楽章〜
どうでしょう、この曲を好きな人は多いのではないでしょうか??
いつ聴いてもいつ弾いてもほんとに奥深く、多くの方に愛され続けている大人気中の大人気な曲です!
ではまずは作曲者から見ていきましょう!
ラフマニノフ(1873〜1943)
ラフマニノフはロシアの作曲家で作曲家、ピアニスト、指揮者として活躍した名音楽家です。
フルネームは「セルゲイ・ヴァシリエヴィチ・ラフマニノフ」。
ピアノ曲はもちろん管弦楽の素晴らしい作品をたくさん残しました。
交響曲3つを始め、チェロソナタト短調や声楽曲など彼にしか出せない世界観を味わうことの出来る作品があります。
こちらがチェロソナタト短調(ト短調はポピュラーミュージックでいうところの「Gmキー」)ですので、是非聴いてみてください!
そしてそんな素晴らしい作品の中でも、群を抜いて素晴らしいのがピアノ協奏曲です。
ラフマニノフはピアノ協奏曲を計4曲書いていて、その中でも2番、3番は最も評価が高く、演奏される機会もものすごく多いです。
さらになんとこのピアノ協奏曲第2番、なんとなんとなんとラフマニノフの本人の演奏録音が残っているんです!!!(なんとって言い過ぎですかね?(笑))
この名曲紹介のコーナー史上、本人の録音があるなんて初めてのことでテンションが上がりますね!
まずは、、なにはともあれその録音を聴いてみましょう!
どうでしょうか?
本人が弾いていると考えるだけで、100倍素晴らしく聴こえますね!
まず特徴的なのはやはり冒頭に響き渡る和音では無いでしょうか?
この和音は鐘をイメージして作られたとされています。
この鐘(和音)の反復が、最初は遠くから、もしくは地面の底から静かに鳴り響き、段々と近づいて頭角を表してくる様、、、。
緊張と未知の世界へ誘うドキドキ感がたまりません!
そして和音が終わり、いよいよ動きも活発になっていきます。
最初はピアノのソロだったのに対し、次はメロディーは弦楽器に任せピアノはある意味伴奏、背景作りにまわります。
このことがこの曲の一つの特徴で、ピアノはソロとも伴奏とも言えない情熱的な超絶技巧で演奏しています。
ただしなぜか聴衆にはその超絶技巧さを気づかせないような巧みな音楽となっています。
このある意味目立たない超絶技巧はピアニスト泣かせかもしれません( ; ; )
しかしこの「目立たないけど音楽的に深い」、そんな関係作りがラフマニノフの凝らした技なのかもしれません!
この伴奏的な役割を果たしながらも主張し、それでいて過度に主張しすぎないという絶妙なバランスが見事です。
非常にたくさんの音を速くうねる様に弾いているため、まるで荒々しい大地、波、風といったものを連想させます。
ラフマニノフを聴く上で一つ覚えておいて頂きたいのは、この『うねり』なんです。
こういった雰囲気が特徴的で、たとえばクライマックスに達するのに、盛り上がっては落ち着き、また盛り上がったと思えば再度落ち着きというような流れが繰り返し、それによって生まれる『うねり』がとうとう爆発してクライマックスへと繋がるわけなのです!
この音や感情の『うねり』を押しては引いて押しては引いて、、、じわじわと心に浸透してくる「深み」がラフマニノフの素晴らしさであると思います。
皆さんも聴けば聴くほどますますラフマニノフの音楽に見事に操られ、それはきっと感動的なひと時となるでしょう!
是非、今回書かせていただいた内容も思い浮かべていただきながら聴いていただけると、楽しさが倍増するかもしれません(^^)
はい、ということでいかがでしたでしょうか?
今回は初紹介のラフマニノフの名曲でした!
クラシックにも名曲が多いですが、ジャンルを問わずに弾いてみたい曲などは是非お気軽にリクエストしてくださいね!
曲やピアノで弾きたい内容の難易度相談なども含め、皆さんの理想の実現がサポートできれば大変嬉しいです(^^)
教室ではいつでもご相談、ご質問をレッスンでお待ちしております!!
それでは本日もお読みいただき、ありがとうございました!
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