【ピアノ教室】ちょっと小話! 〜ブルグミュラー 25 の練習曲 練習法 その①〜

こんにちは!
東京都内を中心に、関東近郊に20か所ほどある完全個人レッスンのピアノ教室、エルピアノスクールのブログです。

本日は「【ピアノ教室】ちょっと小話! 〜ブルグミュラー 25 の練習曲 練習法 その①〜」ということで、ピアノの練習曲においても非常に有名なブルグミュラーを練習する際のコツ的なものを少しご紹介させていただきたいと思います!

 

タイトルの通り、ブルグミュラーの全25曲分、今回から練習方法をざっくりと紹介していきます!

まずは第一弾ということで、今回はNo1〜5までをご紹介させていただきますので、是非参考にしてみてくださいね。

それでは、いってみましょう!

(使用楽譜は「ウィーン原典版(130) ブルグミュラー25 の練習曲 作品 100 | ヨハン・フリードリヒ・フランツ・ブルクミュラー |本 | 通販 | Amazon」です。)

 

〜【ピアノ教室】ちょっと小話! 〜ブルグミュラー 25 の練習曲 練習法 その①〜〜

▪️No.1 素直な心(0:03〜)

 

 

まずはこちらの曲「素直な心」。

ポイントとしては、

 

・スラーを綺麗に

・フレーズを意識

 

です。

この曲は8分音符4つ、もしくは8つでひとつのスラーが書かれています。

フレーズを意識するには、音量差が不自然にできてしまわないように、フレーズの頭(スラーがかかっている最初の音)に一番の重心が来るように弾いていきましょう。

基本的にこの曲はp(ピアノ。意味は「弱く」)で構成されています。

要は静かめな曲ということですね。

ですので、なおさら音量差が不自然だと目立つのです。

そして突如現れる14小節目のsf(スフォルツァンド。意味は「その音を特に強く」)で、張り切って音を出しすぎて汚くならないように注意してください(もう、バーン!と。笑)。

より綺麗な音を出せるように、音色の研究もしていただくといいですね!

 

No.2 アラベスク(1:12〜)

 

 

こちらの「アラベスク」は、非常によく知られている曲かと思います。

ポイントは、

 

・16 分音符が走らないようにする

・左右のバランス

 

です。

指が独立して動いていないと16分音符のリズムが崩れてしまって、その結果、テンポが走って(速くなって)しまいます。

それを防ぐためにはリズムトレーニングです。

まずは苦手な方が多いこちらのリズム、付点8分音符と16分音符の組み合わせです(↓)。

16 分音符4つを(2、3個目を抜きにして)、上のように「ターータ」のリズムにして練習します。

片手ずつだとつまらないと感じたら、伴奏も一緒に弾いていただいて構いませんが、伴奏のリズムがつられないように注意してください。

そして逆のこちらもあわせて行います(↓)。

これを通しで4回ずつ、8回ずつ、16回ずつなど。

ちなみに私は1セット何回と決めて、それを達成するごとに正の字を書いて練習していました(正の字が増えることが自分へのご褒美)。

もちろん、集中せずにただ弾くだけでは効果は出にくいかもしれませんが、リズムトレーニングを日々繰り返し行うことは非常に重要だと思います。

また、この曲は左手の和音が重くならない、大きくならないことにも気を付けて練習してみてください。

 

No.3 牧歌(2:05〜)

 

 

この曲は1番の「素直な心」に非常に似ていますね。

ポイントは、

 

・フレーズを意識

・左右のバランス

 

です。

「素直な心」に似てはいますが、素直な心よりもフレーズが長くなっていますので、息を長めにとっていきましょう。

ピアノは声こそ出しませんが、歌と同じで、息がとても大事です(ピアノに限らずどんな楽器でも、この「息」というものは非常に重要で、例えば楽器の中でも演奏において物理的に息が必要なサックスなどは、初心者の方なども活きたフレーズを感じやすいと言われていたりします)。

最初の2小節は、2小節で1フレーズなので、一息で2小節を歌いあげなければいけません。

ですので、弾き始める前、大きな呼吸をしてから入ってみてください!

そして、音がバラバラにならないように、2小節のちょうど真ん中あたりが山(盛り上がり)になるように弾いていきましょう。

この「山」をそのまま音量のコントロールと捉えてもいいぐらいです。
とにかくフレーズの頭と終わりは強くならないように気を付けてみてください。

右手が単音なだけに、左手はより目立ってしまうので、「アラベスク」同様に左手の和音が重くならない、大きくならないようにすることも重要です。

 

No.4 小さな集まり(3:19〜)

 

 

はい来ました、3度です。

3度が苦手な方は多いのではないでしょうか?(私もそうです(汗))

ショパンの「エチュード Op. 25-6」とかね、、、もう、、、。

(是非ご参考までに聴いてみてください)

 

 

そしてこの曲「小さな集まり」のポイント、

 

・3度の上の音と下の音がバラバラにならないように

・3度のバランス

 

です。

3度の練習においてもリズムトレーニングは効果的ですので、例えば先ほどご紹介させていただいた練習をしてみていただくのも良いと思います。

プラス、この曲ですと、スタッカートのところは2回ずつ弾いていくという練習方法などもあるかと思いますし、3度の曲は一音(3度)を二回ずつ弾くといったことをしてみるのもアリかもしれません。

また、よっぽど意図的な曲でない限りは、3度は上の音のほうが出るようにしましょう。
(基本的には上の音がメロディーとなっているため、歌などにおいてもメロディーが目立っていて、ハモは小さいというのと同じです)

あとは数をこなすのみ!

6歳の私は楽譜に「まいにち10回ひく」と書いていました(笑)

 

No.5 無邪気(4:45〜)

 

 

この曲のポイントは、

 

・16 分音符の粒をそろえる

 

です。

「粒をそろえる=音量、音質を均一にする」という表現が近いかなと思いますので、それを特に意識してみてくださいね。

かといって機械的になるのは NG!美しく音をコントロールしていけるようにしましょう!

そして、そのためにはリズム練習です!

「そればっかりやないかい!」と思われるかもしれませんが(汗)、実際リズム練習は本当に大切なんです。

是非、色々なリズムトレーニングをやってみてください!

 

 

はい、ということでいかがでしたでしょうか?

本日は「ブルグミュラー 25の練習曲」の、1〜5までの5曲の練習方法とポイントを簡単にご紹介させていただきました。

もちろんレッスンではもっと細かく説明やアドバイスができたり、生徒様一人一人に沿った詳細な内容をお伝えさせていただくことができます。

ブルグミュラーに限らず、気になることやご質問などがある方は、なんでもお気軽にレッスンでご相談くださいね!

 

それでは本日もお読みいただき、ありがとうございました!

 

〜無料体験レッスンにも是非お気軽にお越しくださいね♪〜