こんにちは!
東京都内を中心に、関東近郊に20か所ほどある完全個人レッスンのピアノ教室、エルピアノスクールのブログです。
今回は、「【ピアノ教室】ちょっと小話! 〜手軽に持ち運びできるピアノ!?その名もロールピアノ〜」ということで、旅行や出張、帰省時など外出時にもピアノが手軽に弾ける商品をご紹介させていただきます!
(なんだか通販番組みたいですね(笑))
エレキギターやエレキベース、ドラムなども移動に特化した小型の楽器が設計、販売されていますが、ピアノというと手軽に持ち運びができるイメージがなかなかありませんよね?
ちなみに竿もの楽器でしたらチューニング用のペグが付いているヘッドが無いヘッドレスや、ボディ自体も小型或いは組み立て式のような物。ドラムに関してはドラムスティックで叩くパッドや、もっと小型なものであれば指で叩けるドラムパッドなどなど。
しかし今回ご紹介させていただくピアノの商品は、それらよりもさらに小さくまとめられる商品です!(ますます通販番組っぽくなってきました(笑))
それでは、いってみましょう!
〜【ピアノ教室】ちょっと小話! 〜手軽に持ち運びできるピアノ!?その名もロールピアノ〜〜
こちらをご存知の方はいらっしゃいますでしょうか?
その名もロールピアノ。
鍵盤自体が柔らかく薄く、巻ける設計なので、使用後にはクルクルと巻いて小さくまとめて保管できる商品です。
弦楽器であるエレキギターやエレキベースでは巻いて保管するということは構造上できませんので、巻いて保管するという発想はピアノならではのものではないでしょうか?
付属品も後述するサスティーンペダル程度なので、クルクルと巻いてしまえば片手で持てる抜群の携帯性です。
本体の重量も当然軽く、一番軽いモデルだと約500グラム!
49鍵盤、61鍵盤、88鍵盤と、鍵盤数ごとに商品のモデルが分けられており、それぞれ重さが異なるものの、一番重くても1,250グラムと非常に軽いです。
音に関してはスピーカーが内蔵されているので、別途スピーカーを用意したりヘッドフォンを用意したりと、荷物が増えることはありません。
とはいえスピーカー自体は簡易的なものですので、物足りないなどがあればヘッドフォン端子が用意されていますから、勿論ヘッドフォンを使用しての演奏も可能です。
そしてピアノの演奏面で重要なのがサスティーンペダル。これがないと表現力もガクッと落ちてしまいますよね?
しかしこのロールピアノにはサスティーンペダルを接続する端子も、専用のサスティーンペダルもあらかじめ用意されているため、より本格的な演奏が楽しめると思います。
(※なんと、49鍵盤だと5,000円ちょっと)
さらに演奏面で重要な要素をもうひとつ。
基本的には携帯用の商品なので、どこまで求めるのかは人それぞれかと思いますが、やはり音の強弱の表現というものに関しては求めている人が多いのではないでしょうか?
この商品は多少の強弱がつけられるようになっているので、そのせいもあってか、いわゆる「オモチャ感」を払拭させてくれる要素と言えそうです。
そしてこのロールピアノは白鍵と黒鍵の高さがそれぞれ異なる設計になっており、白鍵の高さと黒鍵の高さの差はおおよそ2 mm。さほど大きな開きではありませんが、指は想像よりも繊細なものでその2mmの段差でも実際のピアノの白鍵、黒鍵を弾いているのと似たような弾き心地を得ることができます。
以前にも似たようなロール状、シート状の鍵盤楽器は見かけたことがありますが、当時はその多くが凹凸の無いまさにシート状のものばかりだったと思います。
ほんの小さな配慮ですが、とても嬉しい要素ですね。
そしてさらに演奏を補助する面でも嬉しい機能がついています。
ピアノ単体でピアノソロを弾く、もちろんそれだけでも充分演奏を楽しめますが、他の楽器の音と一緒に演奏できたら演奏の幅が広がってより楽しいと思いませんか?
そんな時は音楽再生機能を使用すると良いでしょう。
SDカードスロットとUSBメモリスロットが搭載されており、市販のカード類を挿入することでメディア内に保存されている楽曲を再生することができます。
音楽CDのmp3データなどをパソコンにて保存し、それを再生するのも良し、DAWなどでピアノのマイナスワン(ピアノパートを抜いた音声トラック)を予め用意しておくなど(ここまでやるのは結構知識が必要かもですが(汗))、音楽再生機能はピアノを演奏する上でとても助けになる機能です。
そしてさらにさらに、地味かもしれませんが意外と便利な機能としてMIDI出力に対応しているという点もあげられます。
今や電子鍵盤楽器にMIDI出力が備わっているのは珍しいことではありませんが、この持ち運びに特化したお手軽鍵盤にも備わっているのは驚きです。
本体に用意されている充電用のUSB端子を利用してパソコンにケーブルで接続、その状態で本体の電源を入れるとパソコン側にドライバーが自動的にインストールされて、MIDIの入力ができるようになります。
持ち運び用の鍵盤楽器なので自宅で使用することはあまり想定されないかと思いますが、あって損をする機能ではなく、意外と役に立つ場面があるかもしれません。
(※紹介動画もありました(↓))
はい、ということでいかがでしたでしょうか?
流石にグランドピアノやアップライトピアノ、電子ピアノ(エレクトリックピアノ)などと比較すると弾き心地や音色、表現力など大きく劣る事は否めませんし、内容にもよりますがこれでちゃんとした練習をしようというのはなかなか難しいとは思います。
しかし!!
あくまでもこれは外出時にお手軽に持ち運びができ、ササっと楽器を広げて気軽に演奏ができるのが目的の商品なので、本物のピアノと比較するのは酷というもの。
「次のレッスンまでの間にピアノの練習をしっかりとやりたかったのですが、急に出張になってしまって、、、。ピアノを持って行くのも無理ですし、「ああ!指練習だけでもピアノを弾きたいのに!」と、ずっと悶々としてました。」
という生徒さんは結構いらっしゃいます。
バッテリー駆動で電池や電源アダプターはいらず、音を出すための外部スピーカーなども別途用意する必要もない。
鞄のポケットに入れておけばいつでもどこでも気軽にピアノが弾けることを想像すると、とてもワクワクする楽器だなぁと、昨今の楽器には関心させられた、、、そんな商品でした!
もしご興味のある方はチェックしてみてくださいね!
今回は少し異色のブログ内容、商品紹介になりましたが、楽しく読んでいただけましたでしょうか?
それでは本日もありがとうございました!