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【ピアノ教室】ちょっと小話 〜ジャズピアノって?〜

こんにちは!
東京都内を中心に、関東近郊に20か所ほどある完全個人レッスンのピアノ教室、エルピアノスクールのブログです。

本日は「ちょっとピアノ小話 〜ジャズピアノって?〜」ということで、かっこよくて人気も高い「ジャズピアノ」というジャンルについて書かせていただきたいと思います。

ある程度突っ込んだ話をすると終わらなくなってしまいますし、長〜く長〜くなってしまいますので、まずはサラッとご紹介させていただければと(汗)

それでは、いってみましょう!



〜ちょっとピアノ小話 〜ジャズピアノって?〜〜


◆ジャズピアノとは◆


皆さんは「ジャズピアノ」と聞くと何を連想しますか?

ジャズに特化したピアノ? それともジャズを弾くピアノ全般を指す? はたまたジャズピアノというピアノ本体の種類? 「格好いいんだけどなんだか難しそう!」 

今回はその「ジャズピアノ」についてのお話を少々掘り下げてみたいと思います。

「ジャズピアノ」は色々な解釈ができるかと思いますが、そのひとつに「ピアニストがジャズを演奏するときに用いる技法」というのがあげられます。

、、、とその前に、ジャズピアノの歴史を少々。


◆ジャズピアノの歴史◆


ジャズといえば「即興演奏」(アドイブ)や、後述する「スイング」という印象を持つ方も多いかと思います。でも実際、ジャズが生まれてからしばらくは、ジャズに即興演奏やスイングのジャンルはなかったといいます。

ジャズは1900年代初頭、アメリカのニューオリンズがその発祥といわれています。クラシックに比べるとだいぶ歴史が浅いのです。

なぜニューオリンズかといえば、この地は元々ヨーロッパ各国の植民地争いの場所であった経緯から様々な人種が交わり合う地でした。黒人特有の音楽(ラグタイムやブルース)と西洋音楽(クラシック)が融合する下地があったことで、必然的にジャズが生まれた…といえるのです。

ピアノはジャズにおいて常に主導的な役割を担っていました。黒人のジャズミュージシャンはラグタイム(1800年代頃にアメリカを中心として流行した、黒人音楽に強い影響を受けた音楽ジャンル)をピアノで演奏していました。そこからジャズというジャンルが発展すると、ピアノはジャズバンドにおいて「リズムセクション(リズム隊)」として取り入れられるようになりました。他のリズムセクションには、ご存じギターやベース、ドラムなど。これらが主に和音からなる伴奏を演奏することで、他の演奏者がソロをとれるようになります。




初期のジャズはピアノというよりも管楽器が主で、初期のジャズの第一人者はトランペットのルイ・アームストロング、同じくトランペットで即興演奏を発展させたマイルス・デイビスなど、錚々たる面々。そうしてメロディの演奏から曲の基礎部分を提供する楽器へと変わっていきました。

といっても、ジャズピアニストにもソロを取る機会が与えられることはもちろんありました。


◆ジャズの奏法について◆


ジャズの和声…つまり和音の進行や主旋律の導き方などを演奏する際、メジャー、マイナー、セブンス、メジャーセブンス、ディミニッシュ、オーギュメント…といったポップスなど他ジャンルのものと、基本的に同じ和声を用いります。そして重要なのが演奏のリズム。

ジャズで重要なのがスウィングのリズムにあります(もちろんどのジャンルでもリズムは超重要ですが)。スウィングとは、ふたつの連続した音符のうち、初めの音符の長さを長めにとり、後半の音符を短くするなどして、跳ねたようなリズムを生み出すもの。これはジャズだけではなくスウィングジャズ、ブルース、ウエスタンスウィングなど他のジャンルでも重要なリズムです。



リズムを簡単に理解したところで次に重要なのをあげると、誰もは一度聞いたことがあるであろう「即興演奏」です。「即興」ですので、演奏中にその場で何かを作り出さなければなりません。これには非常に高いレベルの技術が要求されますので、そのためにはピアノを知り尽くす必要があると、ジャズが特に難解なものだと感じてしまう理由のひとつなのかもしれません。

こういった難解にも思われる即興演奏を可能にするのが、ピアノが「旋律と和声の両方の側面をもつ」という優れた楽器だから成しえるものだともいえるでしょう。そんなピアノですから、演奏者にあらゆる選択枠を提供してくれます。その分鍛錬は必要になりますが…。例えば低音部を用いてリフをブギウギにあるように演奏したり、アップライトベースのウォーキングを真似てメロディのカウンターラインを演奏したり。

 

また、ソロ演奏になると大事なことも変わってきます。テンポを正確に取ることはもちろん、他にも様々な技術が必要となってきます。

ジャズではリズムが重要と前述しましたが、ただリズムを正確にとらえられれば良いというものでもありません。左右の手で鍵盤を叩くとき、それぞれに強弱をつけることで他の楽器である「ドラムのライドシンバル」や「ベースのウォーキングベース」を模すなど、「1人で演奏していても、2人かそれ以上のプレイヤーが一緒に演奏しているように聴こえる」という奏法ができると非常に優れたソロピアニストだとの称賛にもつながります。


はい、ということでいかがでしたでしょうか?

長くなってきましたので、一旦区切らせていただきつつ、パート2と分けたいと思います(汗)

もちろん「ジャズアレンジされた楽曲を楽譜通りに弾く」という楽しみ方も多いので、ある程度気軽にまずはジャズに触れてみてください!

楽譜通りに弾ければという場合もリズムは超重要ですが、即興演奏の難しさはなく、音を楽しめると思いますよ(^^)


それでは最後に、エルピアノスクールの松戸教室もご担当いただいている「宇関陽一」講師の演奏をご紹介させていただいて終わりにしたいと思います。

宇関先生は長年ニューヨークで活躍されていた一流ピアニスト。是非、素晴らしい演奏を楽しんで聴いてみてください!

本日もお読みいただき、ありがとうございました!



〜無料体験レッスンにも是非お気軽にお越しくださいね♪〜




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