こんにちは!
東京都内を中心に、関東近郊に20か所ほどある完全個人レッスンのピアノ教室、エルピアノスクールのブログです。
本日は「ピアノ上達のコツとは!?」ということで、基礎練習はなぜ重要なのかについて少し書かせていただきたいと思います。
ピアノを上達したい!上手く弾きたい!そんな気持ちを、もちろん皆さんお持ちではないでしょうか?
そこで一例ではありますが、今までの経験から皆さんに基礎練習の大事さを少しお伝えできればと思います。
テーマがテーマなので、つらつらとした文章が多めになってしまいますが、是非お読みいただけたら嬉しいです!
それでは、いってみましょう!
〜ピアノ上達のコツ〜
レッスンで、よくこんなご質問をいただきます。
・「ピアノが上手くなるにはどうしたら良いですか?」
・「どうやったらそんなに指が速く動くのですか?」
・「両手で弾くとき、なかなか思うように指が動きません」
・「ピアノを早く(速く)弾けるようになるには、どうしたら良いですか?」
正直なところ、ピアノを上手く弾くというのは莫大な時間と労力を必要とします。
しかし「上手い」と一言に言っても、プロのピアニストみたいに弾けることが上手いのか、アマチュアの方や初心者の方が心を込めて演奏して、それを聴いた人が上手だなと感じるのか、自己評価として上手いと感じるのか、など、さまざまな「上手い」が存在します。
もちろん目標にもよりますが、究極のところ音楽は別に「上手く」弾くものではなく、感情表現のいち手段ですから、音楽を通して人を感動させたりすることができれば上手い下手はあまり関係ないことと思います。
おそらく質問をくださる皆さんは、「先生(もしくは憧れの誰か)みたい弾けるようになりたい」、そんな気持ちでご質問くださるのではないかと思います。
ちなみにですが、ピアノという楽器は、楽器の中でも最も時間のかかる楽器と言われています。
子供の頃からの音楽教育の有無、毎日の練習量、経験年などによって、技術力や感性は大きく変わっていきます。
ピアノは小さい頃から始めた方が良いという言葉をよく聞きますが、確かに小さい頃から音楽教育を受けると音感やリズム等が自然と身につくため、音楽的能力の習得は早いといえます。
しかし大人になってから始めたとしても練習量等、努力次第で十分上達することができます。
結局子供も大人も習得する時間が違うだけで学ぶことは一緒なのです。
もちろん目指す目標にもよりますが、小さい頃からやっていないとダメということは決してありませんので、ご安心ください!
過去にピアノ教室で習っていたことがあるという生徒様に、こんなお話を聞くことがあります
・ハノンや音階、チェルニーやピアノ教本的な物ばかりでつまらなかった
・なかなか自分の好きな曲を弾かせてもらえない、、、
・こんな基礎的な教本ばかりやって意味あるの?
・自分の好きな曲が早く弾きたいのに!
など、ご経験のある方は恐らくかなり多くの方が一度は思ったことがあると思います。
(※せっかくなので、ハノンやチェルニーとはどういうものなのか、ご紹介させていただきますね)
ただこれらはある意味、ピアノが上手くなる最短ルートなのです。
「急がば回れ」ということわざがあります。
それらの基礎練習は一見気の遠くなるようなものに思えますが、急いで弾きたい曲だけ弾いて基礎練習を怠るとかえって遠い道のりとなってしまうわけです。
よろしければ想像してみてください。野球のルールやバットの振り方、将棋のルールや考え方など、基礎的なことを積み重ねずに本当に楽しく競技したり上達ができるでしょうか?
そしてそれはピアノも全く同じです、基礎練習無くして上達することはできません。
ピアノに限らず、「数年ほど独学で楽器を練習しているけれど全然上達しない」という方がレッスンに来られて、基礎練習の大切さを痛感されていることも珍しくありません(^^;;
中には天才的な方もいらっしゃいますが、大抵の方は難しいと思います。(自分も天才側だったらよかったなと常々思います(笑))
ただ、基礎練習正直つまらないですよね、、、(汗)
たまに基礎練習が好きだという方もいらっしゃいますが、「何のためにやるの?こんなのばっかり弾いて」と途方に暮れそうになるかもしれません。
しかしながらこの基礎練習、「指の強化」「脳への刺激」「正しい音感が身につく」など、メリットしかないのです。
ですから、この基盤となる能力を学ぶ、身につけたりするお手伝いを先生が行っていると、是非思っていただければ幸いです。
逆にこの能力さえあれば皆さん一人で弾きたい曲を自由に弾けるため、レッスンでは基礎的なことがどうしても多くなってしまう場合もあります(汗)
とはいえ、「好きな曲を弾けるようになりたいからレッスンに通っている」という生徒様も多くいらっしゃいますので、もちろんレベルにもよりますが基礎練習と曲を良いバランスでできるように考え、良い時間を共有させていただきたいと思っています!
例えばクラシックでは、基礎を身につけた上級者の方のレッスンでは曲を多く弾いて音楽的なアプローチの仕方や音楽性を育むような内容でレッスンを行いますし、ポップスなどでは初心者の方でもできるだけ最初から、少しづつ弾きたい曲に取り組んでいただいたりもします。
もちろんどのような方も弾きたい曲があればなんでもお気軽に先生にお伝えいただき、レッスンを受けていただければと思います!
この基礎練習を我慢して(?)積み重ねることにより、生徒さんにより上手になっていただきたいですが、あまりやりすぎると皆さん嫌になってしまうし、かと言って疎かにしても上達しないし、、、けれどもっと音楽を楽しんでもらいたい!!
そんな気持ちの矛盾に日々悩まされています(笑)
バランスがなんとも難しい(^^;;
ただ、先生方もそんな血の滲むような努力を毎日毎日積み重ねてここまでこられているので、苦労は痛いほどわかります、、、。
是非皆さんも目標を持ちつつ先生と一緒にピアノを演奏する喜びを感じながら、練習に励んでみてください!
練習は必ず自分のスキルアップへと導いてくれます。諦めず気長に根気強く頑張ってくださいね!
それでは本日もお読みいただき、ありがとうございました!
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