こんにちは!
東京都内を中心に、関東近郊に20か所ほどある完全個人レッスンのピアノ教室、エルピアノスクールのブログです。
本日は「ピアノ名曲探索! 〜名曲を知る〜名曲を聴く〜」ということで、是非ご紹介させていただきたい名曲について書かせていただきたいと思います。
今回ご紹介する名曲は、、、、、年末になると必ず耳にする(!?)
みんなお馴染み!
みんな大好き!!
ベートーヴェン交響曲第9番合唱付
通称『第九』
です!!!
〜ベートーヴェン交響曲第9番合唱付〜
まずはざっくり「ベートーヴェン」という作曲家について少し解説してみたいと思います。
ベートーヴェンと聞くと誰もがまずあのフレーズを口ずさみますね。
『ジャジャジャジャーン、ジャジャジャジャーン』
はい、お馴染み、交響曲第5番『運命』ですね!
そんなベートーヴェンはドイツ生まれの作曲家で、1770年〜1827年を生きた大作曲家です。
ジャンルで言うと、古典派〜ロマン派初期ということになり、このジャンルの特徴をわかりやすく言えば、「基盤がきっちりした形式的な音楽(古典派)」〜「自由な感情表現を美しいメロディーとハーモニーで奏でる(ロマン派)」というもの。
そういった両方の要素を持った作曲家なんですね。
(※ざっとまとめるとこんな感じでしょうか?)
バロック:厳格
古典:きちんと、しかし煌びやか
ロマン派:自由、美しい
なのでとても真面目で、だけどすごく熱くて感情の激しい、ロマンティックといった様々な魅力の多い作曲家なのです!
そんなベートーヴェンが作った最後の交響曲にして最高傑作、交響曲第9番合唱付、いわゆる『第九』。
この曲はベートーヴェンが1824年すなわち54歳の時に作曲されました。(ベートーヴェンは56歳で亡くなっていますので、かなり晩年!!)
この曲の最大の特徴は『合唱付』と言うことにあります。
ベートーヴェンがこの曲を作曲するまではオーケストラと合唱を組み合わせるなんていう奇抜で斬新な考え方は全くありませんでした。
合唱は合唱という確立されたジャンルですし、オーケストラと組み合わせるなんてことは、おそらく誰も考えなかったことでしょう。
しかしそれを考え実現してみせるベートーヴェンはさすがとしか言いようがありませんね(^^;;
人がやらないことを実現させ見事なものを作り上げる。ま、さ、に、天才です!!
その迫力はとても文章では表せないとても熱くて感動的なものがあります。その迫力を大指揮者「カラヤン」に伝えていただきましょう!
カラヤン率いるベルリンフィルハーモニー管弦楽団による演奏です。
是非、実際に演奏を聴いてみてくださいね!
(有名な部分は、56:13頃から)
どうでしたか?オーケストラと合唱の見事なマッチングが素晴らしいですよね、、、。迫力が伝わりましたでしょうか?
是非、一度は演奏会で生で聴いていただきたいです!
その感動といったらとてつもなく、一生心に残る体験になると思いますよ(^^)
そして、この曲は別名『歓喜の歌』とも呼ばれます。
この作品自体はニ短調ですが、みんなが知っているフレーズ『ファファソララソファミレレミファファーミミー』(先ほどの映像で「有名な部分」とさせていただいた箇所)の部分は、ニ長調(ポピュラーミュージックでいうところの「Dメジャーキー」)で書かれています。
(ニ長調の音階はこちら↓)
ニ長調はある特徴があるのですが、皆さんはご存知でしょうか?聴いてみてどんな印象がありますか?
ニ長調はどんな時に使われるかというと、『喜び』『嬉しい』『めでたい』などといった感情を表すときに使う、とても明るくハツラツとした調なんです。
ニ長調の有名な曲を挙げると例えばパッヘルベルのカノンやG線上のアリア、モーツァルトのピアノソナタ18番といった名曲があります。
(モーツァルトピアノソナタ18番第一楽章)
(演奏:竹田悠一郎)
そんな明るいニ長調を用い、オーケストラと合唱という大規模な編成で奏でるハーモニーは、迫力と喜び、感動といったものがよりダイレクトに伝わってきますね!
この曲が人気な理由は、実はニ長調が使われているというところにあるのかもしれません。
そしてこの「第九」ですが、実はオーケストラ版だけではなくピアノソロ、室内楽、2台ピアノでも演奏することができるんです!
とりわけ2台ピアノ版はとても迫力があり、弾いてる方も聴いてる方も迫力に圧倒されますので、ぜひ一度、2台ピアノ版の迫力も感じてみてください!
またオーケストラ版とは違った味わい、感動があると思います。
こちらは先ほどもご紹介させていただいた、エルピアノスクール東久留米教室の講師でもある「竹田悠一郎」先生が、以前演奏会で演奏されたものですので、是非聴いてみてください!(^-^)
(第九第4楽章2台ピアノ)
(演奏:竹田悠一郎、他)
改めて第九の素晴らしさを実感しますね!
はい、ということでいかがでしたでしょうか?
今回のピアノ名曲探索のコーナーは、「ベートーヴェン交響曲第9番合唱付」、通称『第九』をご紹介させていただきました。
ご興味持った方は是非色々音源を聴いてみたり、演奏会に足を運んでみてくださいね!
それでは次回の名曲探索も是非ご期待ください!
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