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【ピアノ教室】ちょっと小話! 〜アップライトピアノを調律してみました!〜

こんにちは!
東京都内を中心に、関東近郊に20か所ほどある完全個人レッスンのピアノ教室、エルピアノスクールのブログです。

今回は、「ピアノちょっと小話! 〜アップライトピアノを調律してみました!〜」ということで、いつもの路線とは違う少し実験的なレポートをお届けしてみようと思います!

今回、私の元に1台のアップライトピアノがやってきました(祖母の実家にあったもの)。かなり古いもので、全体的に音程が下がっているだけでなく単音を弾いたときでさえも音にうねり(うなり)が生じて気持ちよく弾けない状態です。

私は調律の専門知識や技術を持ち合わせているわけではありませんが、これはお金が生じるお仕事ではない案件のため、アップライトピアノの調律に挑戦してみました。ということで今回は、単純な興味・趣味的な内容です。

自身での調律をお勧めする訳では全くありませんが、興味を持たれた方は挑戦してみるのも良いかもしれません。何故なら、これが結構面白いので、、、(笑)(私が面白く感じただけかもしれませんが(汗))

ただ、必ずお断りしておきたいのが、餅は餅屋。大切なピアノ、一時的でも弾けなくなると困るピアノ、ピアノを本格的に練習する環境の方は、ちゃんと調律師の方にお願いしましょう!(
自分もプロとして演奏やレッスンなどを行わせていただいている身。世の中様々な分野のプロがいらっしゃいます。プロフェッショナルの仕事はすごい!)

今回書かせていただく内容は、おそらく調律の正しい手順ではないかと思いますので、調律の全体像をザックリと「そうなってるのか〜」と感じながら読んでいただけると幸いですm(_ _)m

それでは、いってみましょう!


ピアノちょっと小話! 〜アップライトピアノを調律してみました!〜


今回の目的は「単音を弾いたときのウネリ(うなり)をなくす」ことと「全体的に下がった音程を正しい高さに修正する」ことのふたつ。どちらも同時進行で調整していきます。

そもそも何故単音にもかかわらず音にウネリ(うなり)が生じるかというと、ピアノの弦というのは音域によって複数弦を張ってあるからです。

中音と高音はひとつの鍵盤に対して3本ずつ弦が張られており、低音は最低音に近づくにつれて3本、2本、1本と減らされています。
鍵盤が88鍵盤であれば88本の弦が張られていると思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はモデルにもよりますが全部で230本前後張られているんですね!

複数張られている弦の内ひとつの音だけを合わせるために、残った弦をフェルトなどを触れさせて消音させます。すると音のウネリ(うなり)がなくなるんですね。

この状態でその弦に対応したチューニングピンを専用の工具「チューニングハンマー」で回して、正しい音の高さに調整します。
他の楽器に例えるなら、ギターやベースなどの弦楽器でペグを巻くのと同じ要領ですね。

ここでギターやベースと違うのは「音を下げながら合わせる」ということ。ギターやベースの場合は基本的に「上げながら」合わせるのが鉄則。ちょっと音を上げすぎた場合に「下げながら」チューニングしてしまうと弾いているうちにチューニングが下がってしまいます。

ピアノの場合はこの逆で「下げながら合わせる」という方法をとるそうです。(チューニングピンを回す際に一度下げてから上げる方法をとる場合もあるそうです)

230本前後張られているわけですから、気を付けないと回すべきチューニングピンとは別のピンを回してしまう可能性もあるかもしれません。

今、自分が叩いている鍵盤とその鍵盤に対応したチューニングピンを回していれば問題ないのですが、万一隣など他のピンを回してしまっている場合は「あれ、音が変わらないな、、、」と別の弦であるにもかかわらずピンを回し続けて最終的には弦を切ってしまう…なんてことも(汗)

これは他の弦楽器などでも「あるあるネタ」なので、基本ですが本当に注意しなくてはいけない部分ですね(汗)

ひとつの鍵盤の内、消音していない弦のチューニングが終わったら、残りの弦をひとつずつ合わせていきます。

最初にチューニングした弦と、これから合わせる弦が同時に鳴るようにミュートしていたフェルトを外し、ウネリがなくなるまでチューニングピンを回します。
このひとつの鍵盤の複数の弦を合わせる作業が非常に心地良い。ウネリのあった音がカチッとなる感触。これはなかなか病みつきものかもしれません(笑)

あえて揺らぎを出して音に色をつける方法もあるそうですが、今回はあくまでピアノの調律・調整に関しては素人の私がとりあえず音を合わせる事を目的としたものなので、そういう手法もあるということだけ頭の片隅に入れておいていただければ幸いですm(_ _)m

あとは同じ要領で他の音域も調律していくのですが、低音域での調律は少々方法が異なります。

鍵盤の中央あたりなどは単純に「目的の鍵盤をたたいて音を確認する」方法で音を調律しました。
次は低音域ですが、本当は他にも方法が色々あるのかもしれませんが、今回は「調律したい目的の鍵盤を音が出ないよう優しく押して、押しっぱなしの状態でオクターブ上の鍵盤を強く叩く」という方法でやってみました。

これはどういった事かというと「目的の音(低音域)の倍音とオクターブ上の鍵盤の基音を合わせる」ということです。ピアノを演奏したとき低音域の響きではこの倍音が重要でここを合わせないと濁ってしまうそうです。

目的の鍵盤を「音が出ないよう優しく押す」理由とは、目的の弦のダンパーを浮かせて弦がミュートされていない状態にするため。
このダンパーが浮いた状態でオクターブ上の鍵盤を強く叩くと目的の弦が共振します。

これが倍音にあたる音なので、この音を頼りにチューニングピンを回せば「目的の低音弦の倍音」と「オクターブ上の基音」を合わせることができるのです。

このような具合でピアノの全音域の調律が完了しました。

本来であれば「見越し調律」や「ストレッチチューニング」など、考慮しなくてはいけない要素がまだまだあるのですが、流石に調律素人ではそこまでは難しく現実的ではなくなってしまいます(汗)

今回はあくまでも、素人がピアノの構造を理解したい、一時しのぎでも調律したいという目的ですので、、、(汗)


もしご興味をお持ちになられた方は、調律に関しての記事なども調べて色々と読んでみてくださいね。
下記、一例ですが、、、)


・〜ピアノ調律の流れ! 【宮地楽器 ピアノ調律】〜

・〜ピアノ調律は自分でできるのか? 〜ピアノの修理、調整、メンテナンス〜〜

・〜Because, I’m ピアノ調律師 〜知れば知るほど、ピアノの音色は尊く美しい。〜〜




はい、ということでいかがでしたでしょうか?

私と同じ状況になる方は少数かと思いますが、今では調律器具もネットで簡単に買える時代なので、もしご興味があれば挑戦してみるのも面白いかも知れません。

勿論、ちゃんとした調律をしたい場合はキチンと調律師の方へお願いしましょう(^^;;


それでは、本日もお読みいただきありがとうございました!



〜無料体験レッスンにも是非お気軽にお越しくださいね♪〜




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